中古でゲットした旧スプリアス規格機で電子開局申請
某オークションで中古の無線機をお手ごろ価格でゲットできたので
アマチュア無線局の再開局の手続きをしてみることにしました。
今回はそのあたりの手順を紹介してみます。
最近は開局、再免許などの手続きはすべて「総務省電波利用電子申請届出システムLite」というサイトを通して
ペーパーレスでできるようになっており、かなりお手軽に手続きができちゃいます。
1.パスワードの発行手続き
申請にあたってはサイトにアクセスするためのパスワードを発行してもらう手続きがまず最初に必要です。
https://www.denpa.soumu.go.jp/public2/#self
↑ここの「新規ユーザ登録」から入り、
住所、氏名、無線従事者免許番号などなどを入力すると
郵送でユーザIDとパスワードのお知らせがきます。
しまねこのときは入力から4日程度でお知らせが届きました。
2.開局申請
ユーザIDとパスワードがきたら開局申請を上のページの「申請・届出」から行います。
今回申請する無線機はアイコムの「IC-706」ってやつなのですが
いわゆる「新スプリアス規格」を満たしていません。
事前にネットでいろいろ調べてみたのですが
「旧スプリアス規格機の開局申請」については
いまひとつはっきり書かれていなかったのですが
下記の条件を満たしていれば問題なく開局申請ができるようです。
・平成29年11月30日 までに開局の手続きを行うこと
・旧スプリアス規格の技術基準適合証明が取れていること
実際に申請書を記入していく中で「※技術基準適合証明」の番号を入力する箇所があり
(※無線機に張ってある郵便マークがついたシールに書いている番号がそれ)
それで承認されるかどうかをチェックする機能もついているのですが
旧スプリアス規格のIC706でも適合の判定が出ました。
スプリアス規格については、これ以外に特に必要な書類はないようです。
工事図やスプリアス測定結果の入力は求められませんでした。
追記:
IC-706ではこのようになりましたが、一般的には技術基準適合証明がとれており、
かつメーカーにより新スプリアスの規格に対応していることが公表されている場合ということのようです。
総務省WEBの確認機能で対応していることをまず確認する必要がありそうです。
さらに1度開局すれば、再免許もその無線機のまま継続できるようです。
うっかり再免許を忘れてしまうと、平成34年以降は旧スプリアス規格機での
申請はいろいろややこしくなるようですので注意が必要です。
3.申請費用
50W局の開局申請で2900円でした。
昔(30年くらい前)、手書きで申請書を書いて出したときは
1万円くらいかかったような気がしますが、えらくリーズナブルになったものです。
これ以外に局免を受け取る際に、宅配料金着払いを指定すると600円弱の料金が
かかるとかかれていました。
4.その他
申請書記入そのものは大して難しいものではないのですが
電波型式の表記が昔のA1,A3J,F3みたいなやつではなくなっています。
といっても「一括記載コード」というものが採用されていて
簡単に入力できる方向に変わっていますので
http://tsscom.co.jp/hosho/denkei_henko.html
このあたりを参照すればさして問題はないと思います。
5.まとめ
以上をまとめると
・旧スプリアス規格機でも今から1年以内であれば
新規格機と同様の手続きで再開局できます。
・申請もネットで簡単に出来ます。
・費用も3000円程度ととってもお手軽。
・一旦開局すれば、再免許も今の無線機で問題なくできます。
といった感じですかね。
アマチュア無線にカムバックを考えてるみなさん、
期限は「平成29年11月30日 」です。
是非このチャンスをお見逃し無く!
最後にお知らせ
しまねこ、実ままだ開局申請はしていません(^^;
一通り申請書類を入力し終わって、
あとは「申請する」ボタンを押すだけ、というところまで完了しています。
実は狙っているプリフィックスがあって、
その発布が始まったあたりに申請する予定なもので。
といってもあと1ヶ月くらいで申請できそうな雰囲気なので
局免がきたらあらためて報告しますね。
- 2016.10.30 Sunday
- 雑文
- 10:14
- comments(2)
- -
- by しまねこ
その後色々とあったようで、短波受信機製作は途中で止まってしまい残念で再開してくださいね。
無線は3年前に廃局しましたが、当時から無線関係のスプリアスの基準を厳しい方向にすると言われ、今回要望で旧スプリアスの機種を無線家に頼み集めて新基準に適合した物は使えるようにしたらしいですね。
IC-706は50から上の感度が設計上悪く、マーク2を買われた方が良かったですね。
私は前のコールが嫌いでいつか再開できたら少し探したいですね。そろそろ車と同じで好きのを選べても良いと思います。